Body Mind

感覚をインストールする~細胞の末端へ

Hi! How do you do?

ごきげんよう、井草木の子です。

めっきり梅雨のシーズン、そして明日は2023夏至

雨こそは降っていなくても梅雨は近くに梅雨前線がうろうろしていますから、

どよ~んとなりがちですね。

夏至は昼の長さが一年で一番長い日であり、陽のエネルギーの頂点です。

この日を境に、陽のエネルギーから陰のエネルギーに切り替わる分岐点となります。

元旦などと同じように、このような節目はエネルギーが切り替わる日であり

運気の流れに上手く乗って物事を進めていくのにいい作用を及ぼします。

せっかくそのような良い日なのですから、何かしてみるのはいかがでしょうか?

特に夏至は心身を穏やかに、デトックスなどを進めて、体を労わり、瞑想をしたり

何か一つ(たくさんでも)希望を持つのにつながる行動や習慣を始めてみるのもいいかもしれません。

本日は、感覚をインストールする、感覚を細胞の末端まで届ける事についてお伝えします。

「細胞の末端」というのは私がよく使う表現なのですが、

分かりやすく言うと、耳から聞いた情報や、目から入手した情報を

どこまで深く落とし込めるかというお話しになります。

あなたは、学んだり、良い情報を得た後や、カウンセリングなどで良いアドバイスをもらった後にどうしますか?

例えば、水泳の泳ぎ方をいくら教科書で見て分かった気になっても、

いざ水中ですぐにその動きが出来るか?という事です。

自転車の乗り方も、最初は皆さん練習して、体がその感覚をつかんで

やっと乗れるようになりますよね。

考えなくても、自然にこのタイミングで右足に力を入れて漕げばいいとか

感覚をつかむからハンドルもフラフラせずに真っ直ぐ走れるようになりますよね。

それは、まさに体の細胞の末端までその感覚が分かったという事です。

*

そもそも、良い情報に触れた時、それをもっと深く感覚にインストールしたかったら、

まずは頭で理解しうるところまではしきった方が良いと思います。

とはいえ、100%になるまで待つ必要はなく、ある程度で十分です。

なぜこれを言うかというと、人はある情報に触れても、本を読んでも、人から聞いても

カウンセリングで良い事を言われても、日が経つと忘れるからです。

実践する前に忘れてるっていう話です。

日々のやることに追われていたりすると、尚更です。

もちろん、すぐに実践する方は飛ばして、後半の「感覚にインストールするとは?」の所からお読みください。

まずは、こちら。

エビングハウスの忘却曲線の図↓

何が書いてあるのかというと、人は、

・20分後:覚えた内容の42%を忘れる
・1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
・1日後:覚えた内容の74%を忘れる
・1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
・1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる

記憶は1日経過しただけで半分以上忘れてしまうのです!!!

なんと恐ろしい。

いくら良い本を読んでも、いくら良いセッションを受けても、頭に入っただけ

聞いただけ、分かっただけでは、全く細胞の末端まで届かないどころか、

覚えてもないのです。

こちらは、復習をすると記憶が定着していく図です↓

大事なのはまずは24時間以内に復習すること。

大事な事は書きとるなど、後からその情報に何度も触れる前提で書き記します。

そして、その情報に定期的に触れる事で、記憶に定着させていきます。

*

この時点ではまだ知っているという状態でしかありません。

まだ実践していないのですから、感覚に落とし込めていないのです。

「水泳のフォームを覚えこんだ」というだけの状態。

ここから実践するまでには色んな心理的ハードルがあります。

人って変わりたくない、新しい行動するのが億劫な性質があります。

やらない理由って人それぞれですけど

・その情報に触れて、すごい!っと一瞬心が動いただけで満足する

・すごい事知った!というだけで満足してしまう

・分かっただけで勝手にその効果が得られると勘違いする

・知っただけで、自分はもう出来ると錯覚する

・良い事は分かっても、実践するのは面倒だ

・それをしなくても現状維持でいっか、だって面倒くさいもん

・頭では分かっているけど、心まで動かない

・明日から始めようと思って毎日が過ぎていく

・どことなく信用していない

・別にそれをしないといけないくらい困ってないし

・お金がかかるし、もったいない

・それって本当にエビデンスのある行動?

・もっと別の楽に出来る方法を探し出しだす

などなど、いくらでも、やらない言い訳が出てくるのです。

年をとればとる程頑固になり、ますますやるのが面倒くさくなります。

ここでも、もう何歳だし~っていうネガティブなマインドセットが常に隠れて作動していたりもします。

・別に今までこれで生きてきて、困ってないし、とか

・頭ではわかってるんだけどな~。 とか

・やろうやろうと思っていて、思いながら出来ていない。 とか。

実は最後のこれ、やろうやろうと思っている事にも相当エネルギーを使っているのです。

そのことの方がしんどい状態なのです。

やらなきゃな~と思っている時間が長ければ長いほど、苦痛の時間なんです、それは。

そしたら、さっさとやった方がエネルギー使わなくて済むんですよね。

しかも達成感や爽快感を感じる時間に変換できる上に、気分が良い時間であるわけだから、自己肯定感も上がるんです。

知ってました?(笑)

その情報が良いと分かっている!という点では儲けものです。

あとは、ハードルはあれど、なんとか実践に行動を移していきます。

その良さを伝えるうえで、私はほとんどが実体験を伴った内面の変化や実例を上げて

お伝えするので、情報だけを受け取るより、クライアントさんへの入りがかなり良いようです。

また、それが私にしか出来ない取柄なんだと思います。

私は、基本的にはあまり物覚えが良い方ではないので(汗)すぐ忘れてしまう人です(笑)

そんな私が、これをやったら、このように〇〇が変わった、そしたら、現実がこのように変わった、などの実体験から感覚に記憶されていて、深くまで細胞に刻み込まれた情報という事になります。

だから、ブログを書くにも、どこかから調べてきて書いているのではなく、全部実体験からの記憶なので、いくらでも湧き出てくるのです。

言語として貯蔵しているというよりは、内面の感覚の変化が一番大きいのですが、そのあたりはセッションでお伝えしています。

*

少し厄介な事例をご紹介します。

かつてカウンセリングさせていただいた方でも、そういう方はおられました。

いくら体の声の反応を取って、それがあなたの身体、心、潜在意識が〇〇だと反応があっても

変わりたくないのが強く、その事に向き合おうとされないのです。

その問題の原因が浮き彫りになって、本人もびっくりはされているにもかかわらず、です。

事の重大さにまだ気づいていないといいましょうか。

どこかで、それは関係ない、と思考が暴走しているようなんですよね。

思考と心が完全に分離されている状態でした。

ここからが感覚をインストールする話です。

心のハードル、言い訳や思考の抵抗を乗り越え、実践する段階に入ります。

実践をしているときに必要なのは、色んな観察をしながら行う事です。

それは、その行為をして、どこがどのように変わったのか

きちんと自分で自分の身体を見つめる、変化という体の声を聞く。

その時に、聞くのは頭ではなく、心からの声を聞く、もっというと

手足の先まで、末端まで、身体全体に意識を向けます。

そこまで届かせるには、やり続けることも必要です。

最初は、〇〇な気がする、でも良いと思います。

だいたい21日間続けると、なんとなく感じていた変化が、確信に変わったりしてきます。

21日間の良さは、重い腰を上げて実践した事が、体にとって習慣化を覚えこませたことになります。

初動は大変でも、だんだんルーティン化していったら苦労なく続けられているのです。

終わった後に振り返ると、そんな変化を感じられると思います。

その後は、7日の倍数が良いと言われますが、だいたい3か月続けると、全く違う感覚になっていると思います。

身体的体の細胞が一旦ある程度入れ替わるのが3か月と言われます。

例えばですが、私の場合は、これは情報として知っているだけではなく、

私が食事などを変えて体に明確に変化が起きて一旦入れ替わったなと

体の声が明らかに変化したのが3か月だったからなのです。

この辺りまで来れば、完全に”細胞の末端まで行き届いた”と思って良いと思います。

これの何がいいのか?と言ったらですね。

頭だけで理解して良いと判断したものと比べて

細胞の末端までこの行動が良いと感じたことは、

その数千倍、数億倍、体中の細胞全部が

「これは良い!!ありがとう!!嬉しい!!幸せ!!」

と口をそろえて言う感じです(笑)

↑たくさんの体中の細胞が喋っているイメージ。

まさに、魂レベルで感じたということになります。

いかがでしたでしょうか?

あなたにも良いと分かっていて、やったら〇〇が改善することは知っいるけど

放置していた事ってありますよね?

今まで聞いた学んだ情報を復習してみよう、実践しようと思っていたことを始めてみる、

そんなきっかけになっていただければ幸いです。

そして、これからセッションを受けようと思っていただいている方には、

受けるときの姿勢の参考になっていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。

See you!

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