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病の本質と向き合う~アトピー罹患&克服~①

Hi! How're you doing?

ごきげんよう、井草木の子です。

本日は、私が交通事故よりも以前に患って克服したアレルギー性皮膚炎(アトピー)についてお話ししていきます。今回は前編です。

私は元々敏感肌ではありましたが、大学生になった頃からいくら保湿しても肌が乾燥する状態が多くなってきて、成人した後位から顔を始め、身体の皮膚の弱い所(肘の内側、首の内側、膝の裏側など)に湿疹が出て痒くなり、どんどん悪化していき、ついにアレルギー性皮膚炎と診断される状態になりました。

成人型アトピー性皮膚炎といわれるものです。

痒くて痒くて、搔いたら皮が剥がれて血や汁が出るの繰り返し。

大学四年生くらいには人前に出るのも億劫になるレベルで、徐々に症状が出ている部分が色素沈着して茶色や黒くなり、化粧で隠せなくなり、顔を始め首はうろこ状になっていて、掻けばボロボロと皮膚が落ち、大好きな黒い色の服がフケだらけのようになっていました。

そのくらいになって初めて病院に行ったと思います。

もちろん処方されるのは、ステロイドの塗り薬と、酷い時用にステロイドの内服です。

まずはステロイド軟膏を塗ります。これが物凄く効くのです!ボロボロの表面がつるん!となるのです。

おお!これはすごい!!

そして、数日経つと・・・元に戻る&更に悪くなる!!!ガーーーーーン!

お医者さんはやめずに塗り続けなさいと言ってきます。

なのでしばらく塗り続けますが、少し忘れたら、もっともっと悪化する!!

内服に至っては、もっと恐ろしいくらいの良い効果があり、効果がなくなると、もっと恐ろしいくらい悪化しました。

この薬、なんだかまずくないか・・・!?

これが私が初めて、薬に対して感じた違和感でした。

ステロイドというのは特殊な薬ではあります。

その薬を使って一瞬良くなったとしても、結果的に余計悪くなる薬って、果たして体に良いのか?という素朴な疑問です。

通院はそんなにせず、どうしても痒すぎたり、膿んだ所が痛い時など、たまにごく少量の手持ちの軟膏を塗る程度を続けていました。

だましだましそんな状態を数年続け、きっかけは忘れましたが、たぶん病院を変えた事で、治す方向のきっかけを掴んだのです。

漢方薬を処方してもらったのと、食事の指導が入りました。

刺激物である<おかき><ポテトチップス><チョコレート><辛い物><コーヒー>をやめる事。

なななな!なんと。

実はお菓子大好き人間だったのです(汗)

うちは、幼少期はスナック菓子など食べさせてもらえなかったのですが、自分で使えるお金が出来てからというもの、世の中にこんなおいしいものがあるのかと思い、当時の反動?で、ポテトチップスやおかき、チョコレートなど主食になってもいいくらい大好きになっていました。

中でも、辛いお菓子と甘いチョコレートを交互で食べると、それぞれの甘さと辛さが際立ち最高ではないか!!という悪魔的な食べ方をしていました。

カラム〇チョとキ〇トカットの組み合わせは、美味しすぎて、まるで世紀の大発見をした気分で、脳から何か出ていました(笑)

夜食にこんな事をしてるんです。仕上げにたばこを一服。今思うと完全に中毒状態ですね。

コーヒーはそんなに飲んでませんでしたが、甘いカフェオレ(コーヒー牛乳)は好きでした。

アトピーを良くする為に刺激物は取らない生活をしてから、色々な変化がありました。

病院でも、軟膏は院内で作られてる弱いものを出されて、それ以外はワセリンなど、保湿目的で必要十分になり、悪化する過程が随分減りました。

病院で出された漢方薬は、あまり飲んでなかったと思います。もう薬はこりごりだったので。

そしてその頃祖父に話す機会があったときに、

”十薬を煮出して飲むことと、お風呂にも入れて入浴する”

という事を教わり、これを実践しました。

十薬(読み)じゅうやく
漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ドクダミ科ドクダミの全草を乾燥したもの。生で用いることもある。薬効の多いことが名の由来便通利尿解熱解毒化膿(かのう)止め、かゆみ止めなどの作用があり、強い抗菌力がある。一般的に単独で用い、煎(せん)じて飲んだり、おできや湿疹(しっしん)の患部に貼(は)る。

”良薬口に苦し”

「これはまずいけど”良薬口に苦し”という言葉があるように、不味いほど効くからね」と付け添えて。

良薬口に苦し(読み)りょうやくくちににがし
よい薬は苦くて飲みにくいが、病気の治療にはすぐれたききめがある。転じて、過ちを指摘し、いさめてくれることばは素直に聞き入れにくいが、本人のためになることのたとえ。
孔子家語・六本』(白文)孔子曰、良藥苦於口、而利於病。忠言逆於耳、而利於行。(訓読白文)孔子曰はく、良藥口に苦けれども、病に利あり。忠言耳に逆へども、行ふに利あり。(現代語)孔子が言った、「よい薬は飲むと苦いが、病を治す効力がある、忠言というものは、素直に聞けないが、役に立つものである。」

飲んでみると、なんとまあ不味い事か!!!

奇声を発しながら飲んでました(笑)

昔あった青汁のCMで、飲み干した後に言う決め台詞「あ~!まずい!!」まさにあれ。

そして、煮出した後の葉っぱも浴槽に入れてつかりました。。。

薬の臭いしかしません(笑)

しかし、傷口になってしまっている部分から、どんどん毒が出ていっているようで、綺麗になって行くではありませんか!

それを数か月(正確には忘れましたが、多分3か月~4か月くらい)で、随分と綺麗に治って行きましたが、まだ見た目にアトピーがあることは分かるくらいだったと思います。

色素沈着までもがすぐには綺麗にならないのと、多少はまだ痒みもあったと思いますが、もうその苦い薬を飲むのと、辛い症状を比較して、比率が変わったのだと思います。

そこからは、もう十薬を飲むのはやめ、食生活では禁止物は極力避けるという事を続けていきました。

そこからまた数年たって新しい試みをすることで、アトピーだったと分からないくらいまで劇的に改善していくのでした。

その新しい試みは、後編につづく。。。

今思えば、東洋医学的な観点から病気を治すということを、もうすでに実践・実証していたのでしたが、当時は症状にしかまだ目が行っておらず、治ってラッキー!くらいだったかと思います。

病気を治すための本質に通じる体験を、この時からしていたのでした。

薬を塗ったり飲んだりすることは、症状を見えなくさせているだけで、その奥では蝕まれ続けているという考え方だけは、この時にしっかり培われ

後に事故で寝たきりになって原因が分からなく精神病扱いされた時に「精神薬を飲むという選択肢は違う」と自ら判断できたこと

潰瘍性大腸炎になった時に、とりあえず「なぜ効くか分からない薬を年単位で飲んでください」と言われて医師と喧嘩し、「薬は一切飲まずに自ら別の方向を探り、症状を消失する事に成功した」のは、まさにこの経験があったからだと思います。

「薬を飲まない選択をなぜ出来たのか?」と聞かれることがありますが、それはアトピーを完治させたアプローチが自分の中で揺るぎない真実となり、これが本質だと実体験をもって感じているからです。

※薬をどんな時も飲まないのを推奨しているわけではありません。急性期の病気や、場合によっては必要なケースもありますので、そこは医学的知識も必要になります。

また東洋医学系の思想や教え、”健康十訓”や、療法などを実践していた祖父の影響も、かなりあったように思います。

東洋医学の健康十訓についての記事はこちら→東洋医学の教え

いかがでしたでしょうか?

私が本質を語るうえで、なぜこの考え方になったのか?という所が抜け落ちている状態でしたので、原点ともいえるこの体験をお話ししました。

それでは、本日はこのへんで。

お読みいただきありがとうございました。

See you!

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