Story

充実の音楽漬け生活(Story①)

Hi! Guys!

井草 木の子(いぐさきのこ)です。

昨日は、簡単な経歴とブログの方針を書きましたが、

本日は、もう少し深い自己紹介とあわせて、どのような人生を歩んできたのかを
書いていきます。

音楽大学を卒業し、某音楽関連企業に就職。
日中は会社員、夜はバンド活動、オフの日は音楽講師業など、多忙な日々を送っていました。

「周りからもやりたい事があっていいなぁ」と言われていましたし、
“自分でもやりたい事が出来ていてなんて幸せなのだ”と思っていました。


好きな事を仕事にするのが、本当の人生の幸せだ!

というのはセオリーですよね。

これが正解だと疑いもしませんでした。

(不正解だとも言っていませんよ。この話はまたいつかします。)

しかもね

仕事で色んなアーティストに会えるんです!
誰もが知るあんなイケメン歌手や、こんな実力派歌手まで
それはそれは、アドレナリン出まくり体験です。
それが仕事としてコンサートに行ったり、直接アーティストと楽屋裏で話したりできるのですよ!

そして、運命の出来事が!!(良い意味で!)

私は当時一番好きだったとある某アーティストA(以下Aさん)に会えてしまったのです!
オフで来られた彼は、担当者お願いします・・・とボソボソと受付で伝え、私が呼ばれたわけです。
私は誰だろう?と向かいました。

そこには、な、な、なんと!

Aさん!!!!!!!!!!
ご本人が佇んでいたのです。

なんとか普通に会話をしていましたが、
そのあり得ないシチュエーションを客観視している自分もいて、
話が頭に入ってこないレベルでした。

Aさんの世界観やこれまでの活動などに、私が感じたことなどをお話ししたり、
Aさんのライブでの事や色んなエピソードを織り交ぜて話していたかな~。

要するに、好きで興味がないと話せない内容の話を一杯話したわけです。

そして、私がそのジャンルのアーティスト担当であり、
以前から好きだったことを知ったAさんは私をVIP待遇に
そして近隣で開催されるライブは全て
関係者として招待していただくことになったのです。

しかも、毎回楽屋挨拶つきで。

そこではライブの感想などをメインにお話しするのですが、
自分が音楽をやっていて、会場の音響なども知っていたり、
演奏したことがある場所だったり、音楽的な事も分かるからこそ
分かり得るライブパフォーマンスやクォリティーについてのお話しができたこと
その話がAさんにとっても、ただ好きといったようなありきたりではない感想が聞けるので、
喜んでもらえたのではないかと思います。

最高過ぎやしませんか!?

その時、同僚に言われた印象的な言葉は、

「木の子ちゃん、一番好きなアーティストに会えちゃったら、
これはもう結婚できないわ。

もうね、このレベルの人を間近に見てしまったら、
同じ世界で生きている人を見れなくなっちゃうでしょ」と。

確かにそれもある。

あと、運を使い果たした感はありましたね(笑)

現在の私を知る人にはだいたい驚かれますが、
当時はドラムを叩き、髪は金髪だったり青色だったり、お酒も飲むし、たばこも吸うし、
仕事終わりにスタジオに入って夜まで練習し
終電に間に合わない時はそのままオールナイトで飲みに行く、という生活でした。

朝方スーパー銭湯で仮眠をとり、また出勤するという。
周りもバンドマンが多かったので、そんなに違和感もなかったです。

バンドはいくつか掛け持ちもしていましたので、本当に忙しかったです。
昼休みも練習をしていましたし、まぁなんというか、
常に音楽のレベルを上げる事を追求していたのですね。

チャラチャラしているように見えるかもしれませんが、実はめちゃめちゃ真面目っていう。
(今は、非喫煙者ですし、お酒はたまに飲む程度です)

周りは結婚ラッシュを迎えつつありましたが
私は自分のやりたい事をやれているという
充実感を持って毎日を過ごしていました。

その生活の先に、どういうビジョンがあったかというと、
特に何もありませんでした。

結婚願望がなかったわけではなかったのですが、
30歳過ぎてからでいいし、
恋愛している時間などもったいない気さえしていました。

ミュージシャンは割と素行が悪め(?)の方が多かったので、
尚更、今はいいわ~と思っていました。

Aさんと結婚したい!とかの妄想はありませんでしたよ(笑)

あれ?正確には、「Aさんと結婚したくない」が正解かな。

って、想像しているじゃないかい!!(笑)

そんなある日、思いもかけない事が私の身に降りかかったのです・・・

その続きは、また次回に。

次回は、遂にあの話が出てくるのか。怖いな~

それでは、本日はこのへんで。

See you!

-Story